第1回IPAIエクスペリエンス・デーでは、さまざまな基調講演、パネルディスカッション、コミュニティトークが行われました。この日は、ほぼ人脈形成に重きがおかれました。関心を示した関係者と日常的にAIに取り組んでいる会員企業との直接交流の場が持たれました。IPAIの建物全体がこの目的のために開放され、参加者にはAIの話題に触れるさまざまな遊び心溢れる機会が提供されました。
SCHUNKの最高技術責任者(CTO)を務めるTimo Gessmannは、ドイツの中小企業においてヒューマンAIを活用して成功につなげる方法についてパネルディスカッションを行いました。参加者は皆、イノベーション文化の最も重要な側面は、新しいアイデアへの開放性、熱意、そして勇気であることに同意しました。「とにかく実行することです!」とTimo Gessmannは参加を促しました。「SCHUNKが最も重要視していたのは、従業員全員がAIにいち早く挑戦し、学習から恐怖心を取り去ることでした。SCHUNKは人工知能というテーマに初期段階から取り組んでおり、それを製品、プロセス、サービスに統合しています。Timo Gessmannは、ディスカッションのなかで「SCHUNKの社風は、新たなテクノロジーに対する熱意と言えるでしょう」と語りました。
これらはIPAIの「リビングルーム」、つまり「IPAI SPACES」としても知られています。2024年6月にオープンしたばかりのこの最新鋭の会議場は、6千平方メートル超の広大な敷地を有し、AI開発、関係者との意見交換や協業のために使用されています。IPAIの関係者で、会員企業でもあるSCHUNKは、そこに自社オフィスと本格的なラボスペースを有しています。開かれた設計により、類似の問題に取り組む会員間の交流が容易になります。なお、1階のビジターセンターは、人工知能について興味のある人なら誰でも利用できるようになっています。