多くの先進国では、労働市場はもはや熟練労働者の需要を満たすことができなっています。また、多くの産業が、より生産性の高い製造業務を求める競争圧力に直面しています。どちらの傾向も、自動化されたプロセスがますます重要になってきていることを示唆しており、企業は遅かれ早かれ自動化プロセスを取り入れざるを得ないでしょう。アプリケーションのスペシャリストであるSCHUNKは、自律型加工プロセスの可能性を広げる最適なモジュールを開発しました。新しいジョークイック・チェンジシステムBWAにより、TANDEMクランピングブロックのジョーを手動またはロボットによる全自動で交換できるようになりました。将来的には、このシステムは、100、140、160、250サイズの空圧および油圧式の2爪および3爪クランピングブロックに標準装備される予定です。
バッチサイズの変更にすばやく対応
クランプ装置に同梱されるクイックチェンジジョーは、工具をまったく使わずに数秒で自動交換できます。SCHUNKは経験豊富なフルレンジサプライヤーとして、この目的のために自動設置用空圧式パラレルグリッパー「PGN-plus-P」も提供しています。グリッパーフィンガーには、特殊なバネ付き保持ピースが装備されています。これにより、トップジョーは自動的にロック解除され、持ち上げられて噛み合い嵌合で再び挿入されます。そのため、このアプリケーションはいつでも新しいクランプ作業に柔軟に対応可能です。ジョークイック・チェンジシステム「TANDEM」は、従来のジョー交換に比べ5倍の速さで手動交換が可能です。
初期設定で統合されたモニタリング
自動化という点では、クランプ装置に標準装備されている監視オプションは、特に将来的な互換性があります。ジョーの基本位置「開」と「閉」に対する特許取得の動的圧力監視に加え、チャックジョーへの圧縮空気移送の監視もすでに統合されています。このように、ワークの接触制御またはクランプ面のクリーニングを、お客様ご自身で実施できます。
すべてのTANDEMクランピングブロックに共通することは、コンパクトな設計と5面加工における優れたアクセス性により、狭いスペースでも常に高いクランピングフォースを実現することです。最大級の柔軟性と素早い対応により、あらゆる産業で競争力を強化。クランピングブロックとチャックジョーに加え、ロボット上のハンドリング部品も自動プロセスシーケンスには不可欠です。SCHUNKは、クランプ技術、グリップ技術、自動化部品に最適化した幅広いポートフォリオにより、アプリケーションソリューションをワンストップで提供します。