請負製造業者や機械加工会社は、工程の安定性やクランプ装置の多目的性がいかに重要であるかを知っています。特に、バッチサイズ1やカスタム生産における部品のばらつきが大きい場合は、セットアップ時間が短く、柔軟であることが不可欠です。最新の旋盤/ミルセンターは旋盤加工とミーリング加工を同時に行うため、高精度なワーク加工には信頼性と柔軟性の高いクランプ装置が不可欠です。形状が定義されていなかったり不規則であったりする部品を2回目のクランプ作業で加工する必要があるときなどは、特に重宝されます。SCHUNKは、このような厳しい要求に応える革新的な把持コンセプト、新型ROTA THW3 2+2電動旋盤チャックのご提供を開始しました。この4本爪旋盤チャックは、2組の独立した爪と、その後に行われる中心補正型のワーククランプ機能を備えており、自由形状部品や鋳造品、不定形のワークでも安全かつ確実に把持できます。特許取得済みのシーリングのおかげで、汚れや微細な切屑が発生する過酷な環境でも、この2+2補正旋盤チャックなら安心してご使用いただけます。さらに、常にクランプ力が高く、メンテナンス間隔も大幅に延長されたため、品質を損なうことなく生産性を向上させることが可能となっています。
手動旋盤チャックに続き、SCHUNKは今回、特に自動化アプリケーションに不可欠な電動旋盤チャック用の2+2爪補正型旋盤チャックを発表しました。この新しい電動旋盤チャックは、あらゆるワーク形状に対応する中央補正型ワーククランプを備え、旋盤での複雑な部品加工に理想的なソリューションを提供します。この柔軟性により、以前はミーリング加工を追加する必要があった部品でも、旋盤で完成させることが可能となっています。統合式のジョークイック・チェンジシステムにより、チャックを新しいクランプタスクにかつ容易に適合させることができるため、生産性が大幅に向上します。シーリングのおかげでメンテナンスの手間が軽減され、潤滑油の消費量を削減できるほか、使用するグリースも最小限に抑えることができます。これにより、SCHUNKは省資源な製造プロセスの旗手として幅広く認知されています。
SCHUNKは2026年半ばから、直径230、265、315 mmの柔軟な旋盤チャックをご提供する予定です。