熟練労働者の不足や資源節約の必要性を考慮しながら、将来の拡張可能性を視野に入れた柔軟で効率的な生産を確立するにはどうすれば良いのでしょう？答えは、オートメーションです！SCHUNK は、非位置決め対象物の自律ハンドリングにいち早く参入するための2D把持キットを開発しました。光や色、背景の状態が変化しても、ベルトコンベア、トレイ、供給台から、さまざまな部品をランダムに並べて、確実にハンドリングを行えます。このアプリケーションキットは、レンズ付きカメラ、産業用PC、AIソフトウェア、アプリケーション専用のグリッパーで構成されています。すべてのコンポーネントは完璧に調整されており、あらゆるロボットや上位制御系統と組み合わせることが可能です。システムの中核をなすのは、SCHUNKが開発したAIソフトウェアと直感的なユーザーインターフェースの組み合わせです。つまり、ユーザーがプログラミングや画像処理の予備知識を持つ必要はまったくありません。一旦セットアップすれば、AIを活用したソフトウェアは、グリッププランニングのティーチインプロセスを通じて、段階を踏んだガイダンスを提供します。対象物の撮影と命名が終わると、AIは完全にオフラインで自己学習します。2D把持キットは、繰り返し行われる仕分け作業や物流作業を、少ない労力で確実に自動化できます。
毎年行われるHERMES AWARDは、ハノーバー・メッセで授与される国際技術賞です。この賞は、高度な技術革新を行い、産業界、環境、社会に恩恵をもたらす優れた製品と革新的なソリューションを表彰するものです。製品の費用対効果とすぐに導入できる設計も、評価の決め手となりました。Fraunhofer-Gesellschaft代表を務める工学博士、Holger Hanselka教授を審査委員長とする、政界、企業、研究機関、地域社会など各界の代表者からなる独立審査委員会が、SCHUNKの2D把持キットを含む3つの応募作品を予備審査で選出しました。受賞者は、2024年4月21日に開催されるハノーバー・メッセの開会式で発表されます。
SCHUNKはオートメーションのエキスパートとして、さまざまな業界のお客様のために、柔軟なオートメーション・ソリューションを開発・製造しています。使いやすいソリューションは、多種多様な部品が存在するダイナミックな生産環境において、お客様の効率向上と競争力維持の頼もしい味方となります。SCHUNKの2D把持キットは、オートメーションプロセスへの参入を大幅に容易にしますが、最も重要なことは、お客様はより効率的な生産設計に加え、時間とリソースの潜在的な節約を可能にする、新たなソリューション一式を手に入れることができるということです。