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グリッピング技術 4月 2024

バッテリーセルの安全な取り扱い

自動車業界のパートナーとして、SCHUNKはあらゆるドライブに最適なハンドリング概念を提供しています。Eモビリティの心臓部であるバッテリー向けに、SCHUNKは Eモビリティ分野の最初の標準品としてRCG丸型グリッパーを発売しました。空気圧で制御される磁気システムは、個々のバッテリーセルのハンドリングだけでなく、マルチグリッパー装置でも使用でき、輪郭に干渉することなく、正確かつプロセス信頼性の高いセルクラスター全体での積載も可能です。
アプリケーションイメージ – RCG 新しいRCG丸型グリッパーは、Ø 46 mmのバッテリーセルのハンドリングにおいて優れたプロセス信頼性を可能にします。複数のグリップユニットを柔軟に組み合わせることが可能です。

電気自動車の最大のコスト要員はバッテリーです。近年、世界の自動車メーカーは、持続可能性はもちろん、コスト効率に優れ、長距離走行に十分な駆動力を叩き出すバッテリーの開発および製造法を模索しています。角型やパウチ型に加え、大手メーカーは直径46ミリの丸形バッテリーへの依存度を高めています。SCHUNKはこのような電池のハンドリングに特化した新しいツール、RCG 丸型バッテリーグリッパーを設計しました。この装置は自由に拡張できるため、個々のバッテリーセルだけでなく、自動化された列の配置や、バッテリークラスター全体の正確で迅速な組み立てを、簡単で安全なプロセスで行うことができます。

内蔵の把持力保持用機能による安全性

丸型バッテリーセルグリッパーRCGは、空圧制御の電磁システムによってバッテリーセルを磁気を使用して配置します。各グリッパーには永久磁石が内蔵されているため、プロセス全体を通じて把持力が維持されます。緊急停止中に駆動力を喪失することがあっても、バッテリーはグリッパーによって保持されます。電磁力による保持力が70N以上と高いため、すべての一般的なバッテリーの長さに使用でき、使用中のロボットの加速率を向上します。RCGの感覚的なワークと状態検出もプロセスの信頼性に貢献しています。バッテリーの有無の認識と、ピストンストロークのモニタリングも可能です。SCHUNKの設計者は、バッテリークラスター内で丸型バッテリーセルの充填密度を限界まで最大化し、輪郭への干渉を回避するため、RCGを46mmのバッテリーセルに正確に適合させました。SCHUNKのグリッパーには、公差補正とバッテリーセルのピッキング用に、芯出しなし、2つ折り芯出し、4つ折り芯出しの3種類をご用意しています。

製品イメージ – RCG SCHUNKの丸型セルグリッパーには、公差補正とバッテリーセルのピッキング用に、芯出しなし、2つ折り芯出し、4つ折り芯出しの3種類をご用意しています。

シリーズに最適

このシステムは、SCHUNKの他のコンポーネントと組み合わせて生産ラインで使用することも可能です。適切なセンサー、補正ユニット、セルスペーシング装置、リニア直動軸により、バッテリーパックの連続生産における精密かつダイナミックで安全なプロセスが可能になります。